2012年9月30日日曜日

不道徳教育講座

不道徳教育講座

愉快・痛快・爽快!
思わずくすくす笑ってしまったり、ナルホドと唸ったり、さらっと読めるのに満足感はたっぷり!な、三島由紀夫の随筆集。

「友人を裏切るべし」「弱いものをいじめるべし」「約束を守るなかれ」「人の不幸を喜ぶべし」・・・などなど、全部で69のテーマについて、ひたすらひたすら不道徳な行いを勧めています。
・・・というとなんだかアナーキーな感じがしますが、読んでみると、なかなかどうして、不道徳的であることのほうが正しく平和的なのでは思えてくるから不思議です。

私のお気に入りは「人の失敗を笑うべし」。
タイトルだけ見るととてもひどい事のようですが、よくよく考えるとそうでもないかも?と思ってしまいます。

代表作の『仮面の告白』、『金閣寺』等とはガラリと変わって、サッパリした(しかもとっても現代的な!)文章なので、誰にでも楽しく読めるのではないかな、と思います。

新装版の、「かまわぬ」のてぬぐいをあしらったカバーもかわいくて、通勤・通学のお供にぴったりです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三島由紀夫『不道徳教育講座
(昭和42年 角川文庫)

0 件のコメント:

コメントを投稿